恩田 陸さん 「チャコレートコスモス」

小説・エッセイ
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恩田 陸さんの 

「チョコレートコスモス」

を読みました🥰

恩田 陸さんは 蜜蜂と遠雷 という長編小説で第156回直木賞を受賞されています。

この小説ももちろん読みました。

ピアノの国際コンクールをめぐる小説ですが、様子や気持ちを表す表現が繊細なのです。

特にピアノで演奏される音楽を的確に言葉で表現できるなんて

恩田さんは天才だと思いました。

こちらの小説は、映画にもなっています。

映画 「蜜蜂と遠雷」
昨日の夜は 主人と 映画をのんびり 観ました。 公式サイトからお借りしました。 小説は すでに 日本で 読みました。 音楽を これだけ 分かりやすく言葉で表現することができるかと びっくりした覚えがあります。 膨大な量の細かい描写に 頭がク...

その天才が、この小説で

役者の天才 佐々木飛鳥を表現されています。 

言葉で 役者の演技を表現しているのです。 

それも 同じ場面を 違う役者を使って何回も 

やっぱり天才です😍

演劇界のある舞台に向けてのオーディションが この小説の舞台です。 

オーディションされる側の役者の1人が 佐々木飛鳥です。まだまだ名のない新人です。 

オーディションの舞台裏は 脚本家や演出家 舞台監督などたくさんの人達がそれぞれ綿密に、

関わっていることがわかります。 

その人達に、演じる役者が加わったその人間模様は 読んでいてとても面白かったです。 

それぞれプロフェッショナルですから

舞台裏では、色々な事が起きているのでしょう 

でも何よりも面白かったのは、オーディションの時の舞台上での役者の様子です。 

読んでいる読者も  

実際に舞台を見ながら そして 

今演じている役者の気持ちまでわかりながら  

一緒にドキドキハラハラしながら 

舞台に立っている気分になってしまうのです。 

舞台を見ている人に、役者の気持ちが伝わる 

これこそ 役者が素晴らしい証拠なのでしょうね。  

佐々木飛鳥は、このオーディションの後 

一体どうなっていくのでしょうか? 

飛鳥は、役者を続けていくかどうかも分からな いのです。 

知りたいです。これからの成長を! 

「ダンデライオン」という続編があることがわかりました。 

でも 本として発行されていないのです。 

恩田先生 続編よろしくお願いいたします。 

待っています。   

「チョコレートコスモス」という題名は どうしてついたのか。 

それは やっと1番最後で分かります。

コロナ禍で 外出できないこんな時だからこそ 

ゆっくりと読書が出来る時間が 宝物のように感じられます。

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