ただ今、マレーシアから一時帰国しています。
いよいよマレーシアに戻る日が近づいてきました。
自宅の整理や寝具や冬物の洗濯などで、主婦の私は、さらに忙しいことになっています😆
一時帰国中の日本での出来事も一部はずごく遠い過去のようになってきてしまいました。
そこで、今日は、ちょっと前のことに戻りたいと思います。
先日、義母が亡くなりました。義母の火葬の後、義母との思い出の地を、家族で歩きました。
その時の思い出いっぱい①、②の記事はこちらから、


その際に祇園の辺りを歩いた時に、初めて建物の中に入ったお寺があります。

こちらは、建仁寺です。
今までは、境内を通り抜けるだけで、建物の中に入ったことがありませんでした。
でも、こちら建仁寺では、ゆったりとした時間が流れていて、とても素敵なお寺でした。

建仁寺は、京都最古の禅寺です。
鎌倉時代の建仁二年(1202年)に建てられました。臨済宗建仁寺派の大本山です。
建仁寺を開山された英西禅師は、2度も宋に渡り、日本に禅を伝えました。また、中国から茶種を持ち帰って、日本で栽培することを奨励し、お茶を広めた事でも有名だそうです。
800年以上の時は経た建仁寺は、とっても穏やかな素敵なところでした。

こちらは、○△□乃庭です。単純な三つの図形は、宇宙の根源的形態を示し、禅宗でいう地□、水○、火△を象徴しているそうです。私は、○しか、写真に写していませんね💦

お寺の中は、ほとんど人がいなくて、とても静かです。

大きな広間には、それぞれ襖絵が飾られています。

すごく現代的な襖絵があったり、なんと元総理大臣だった細川護煕さんが描かれた襖絵もありました。

どこも素敵なのですが、これまたこちらのお寺のトイレもとってもよかっったです😆

この鈴のついたトイレのスリッパも何だか素敵なアイディアでした。歩くととっても可愛い音がしました。

「大雄苑(だいおうえん)」と呼ばれる枯山水のお庭もとても素敵でした。
広い縁側に座ると、ポカポカとしてきます。大らかな気分になって、ずっとここに座っていたいと思いました。

法堂(はっとう)の天井には、小泉淳作画伯による双竜が描かれています。
平成十四年(2002年)に建仁寺創建800年を記念して描かれたものだそうです。
比較的新しいものですが、天井の竜はとても迫力があって、圧倒されました。
のんびりとお寺を参観することができて、小春日和の温かい太陽の光と共に、生きていることのありがたさや元気なことのありがたさを感じたひとときとなりました。
「少しゆっくりとしなさい😄」と義母に言われたような気がしました。
私たちにとって、忘れられない建仁寺のひとときでした。疲れた心身を癒してくれました。
今日も良い1日でありますように❗️
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