マレーシア🇲🇾のクアラルンプールからタイ🇹🇭のカオラックへ旅行に来ています。
ここしばらく、本を読んでいませんでした😅
ということで、1冊の本を今回持ってきたのです。

海も見えるプールサイドで、のんびりと読書ができるなんて、最高ではありませんか。

それがこちらの本です。
「最後の医者は、桜を見上げて君を想う」二宮 敦人(にのみや あつと)著 TO文庫
夏の一時帰国の際に、妹からもらってきた本だったと思います。
いやー、面白くて、一気に読んでしまいました。
涙も出てしまい、改めて「生きる」ということに対して考えてしまいました。
こんな平和なリゾートホテルで、のんびりと本を読める幸せを噛み締めたのでした。

去年の大怪我で、今頃私もここにいなかったかもしれません。
生きていてほんとよかったな
登場人物は、医大生の時から共に医学を学んだ3人の医者です。
3人は同じ病院に勤めているのですが、死や治療に対する考えが全く違います。
1人は、死を肯定して患者に向かい合う医師、反対にもう1人は最後まで患者の生に賭ける医師なのです。
3人目の彼は、そんな2人の真ん中でなんとか2人を歩み寄らせようとする医師です。
この登場人物3人の医師が、人の死によって、死や治療に対する考えが変化していきます。
物語は、3章に分かれています。
第1章 とある会社員の死
第2章 とある大学生の死
第3章 とある医者の死
作家って、どうしてこんなに上手に文章を書き上げることが出来るのでしょう‼️(だから、作家なのでしょうが。)
物語の展開も、とてもわかりやすくて、読みやすかったです。
この物語の最後の文章に思わず唸ってしまいました。
その背後で今一度、桜が逆巻いた。
温かな桃色の風が流れ、花びらを吹き上げると、揺れていた。
まるで離れていくAと、Bの距離を埋めるように。(AとBは、主人公2人の名前です。)
南国のリゾートにいるけれど、一瞬にして目の前に桜吹雪が舞っている風景が頭に浮かんできました。
そして、私も生と死について、また改めて考えてしまいました。
とにかく出来る限り楽しく生きていきたいなあ😄
気がついたら、読書に集中し過ぎて、パラソルの下にいたはずなのに、全身に太陽の光があたっていたのでした😅
今日も良い1日でありますように
ブログにお越しくださり、ありがとうございました。


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