なんということでしょう💦
最近気がつくと、読書が大好きなのに全然本を読んでいません😆
ステイホームなのに、コロナのことに振り回されて、それを理由に💦何となく日々が過ぎていってしまう日常生活に、反省しています。
主人いわく、「最近、Ipadにかじりついているぞ❗️」ですって💦えー😆やばしー💦
人間は、時間があると思うと、かえってダラダラしてしまいますね〜💦ダメ、ダメ、ダメー😆
そう言えば、大好きな湊かなえさんの本も「物語の終わり」を最後に読んでいません。
今年に入ってから、読んだ湊かなえさんの本についてまとめてみました。
「白ゆき姫殺人事件」 湊かなえ 集英社
さすが、湊かなえさんのミステリー小説です。思わず先を読み進めたくなるような面白い作品でした。
この作品も、まず文章のプロットから凝っています。
今回の殺人事件は、ある週刊誌のフリー記者が独自に聞き込みを始めます。その聞き込みが、そのままこの作品のプロットになっています。
殺人事件だと、その容疑者本人の目線からとか、捜査する刑事の目線からという作品が多いです。
でも今回、読者は、この作品の中ではフリーの記者の目線で、つまり第三者というよりも、すごく遠くの野次馬😅としてこの殺人事件を眺めることになります。
フリーの記者は、同僚、同級生、地元住民、そして当事者と色々な話を聞いていきます。
そして面白いことに、この小説には資料が付け加えてあります。
何だろうと初めはわからなかったのですが、同僚のコミュニティーサイトでのつぶやきとか、フリー記者が書いた週刊誌の記事などが、各章ごとに資料として掲載されているのです。
これによって、ますます読者は殺人事件の野次馬気分になること間違いなし❗️です。
この作品を読むと、人から聞く話の不正確さにびっくりさせられます。
どの人も自分の都合の良いように、そして自分の固定観念のままに、記者に話をしています。周りの人の話は、どれが真実なのかわからないぐらい不正確です。
でもそれが、週刊誌の記事となって世に出て行ってしまうのです。
何が真実なのか、自分自身できちんと見極めていかないといけない❗️という湊かなささんからの強いメッセージを受け取った気持ちです。
「夜行観覧車」湊かなえ 双葉社
作品を読む度に、湊かなえさんは「凄い才能の持ち主だなあ。 天才だなあ。」と思います。
まず第1に、作品のプロットが魅力的です
この作品では、、、、(この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください!)
①事件が起きる高橋家の人々 ②隣に住む遠藤家の人々 ③斜め向かいに住む小島さと子と、この3方向からの人々の語りで、物語が進められていきます。
物語を読んでいるうちに 自分も近所のおばさんになってしまい💦
「えーそんなことがあったの?」「そうそう ! 知ってる !」なんて物語の登場人物と一緒になって井戸端会議に参加している様な不思議な気持ちになっていきます。
そして、第2の魅力は、湊かなえさんの作品を読んだ後の余韻です。
この作品も読んだ後に
ジ〜ン‼️ ガ〜ン‼️と なんとも言えない余韻が残るのです。
夜行観覧車という題も最後まで 意味深です。
「長年暮らしてきたところでも、
一周まわって降りたときには、
同じ景色が少し変わって見えるんじゃ
ないかしら」
最後に 小島さと子が息子に、観覧車について語る文章です。
うーん😆分かっているつもりのことでも、見方を変えて見ると、もっと違うことが見えてくるということでしょうか?
作品を読んだ後も 頭の中が、いつまでも ジ~ン ! やガ〜ン !としています。
「物語のおわり」 湊かなえ 朝日新聞出版
本の帯には、「あなたなら、どんな結末にしますか?」と書かれています。
えー😆結末が分からない物語なの?なんて、実は読み始めは、ちょっと読む気が進みませんでした。
ところが、読み進めるうちに、心が物語に吸い込まれて💦しまいました。やられてしまった💦
色々な悩みを抱えた登場人物が旅の途中で、「空の彼方」という結末の書かれていない小説と出会っていきます。
登場人物の悩みと「空の彼方」という未完の小説が、ぐるぐると回って、重なり合って、変化して、、、、また元に戻って、そして新しい物語にまた繋がっていきます。
旅と人間の人生の物語が、素敵に絡み合っている小説を初めて読みました。
とにかくオシャレです。なんと言っても、本のカバーを外したら、その後ろが、、、
小説の中に何回も登場する「空の彼方」という小説が印刷されているではありませんか❗️
本当に、オシャレです。
湊かなえさんの小説は、とても面白いです。生きていく上で大切な事も、改めて考えされてくれます。
日本にいる私の友達が、「山女日記」「絶唱」も面白いからぜひ読んでね😍と教えてくれました。(3回も読み返したそうです😄)
はい❗️絶対に読みます😄
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