国立博物館(MuziumNagara)😄日本語ガイドの方とinクアラルンプール

マレーシア生活情報
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以前から一度行ってみたかった国立博物館(Muzium Negara)へ先日やっと行ってきました。

コロナ感染拡大の影響で、ここもずっと休館で、最近やっと再開されたばかりです。

友人から国立博物館(Muzium Negara)日本語ガイドをしていらっしゃる方を紹介していただき、なんとガイドをしていただけることになりました。

まずは、国立博物館(Muzium Negara)の正面入り口でチケットを購入します。

外国人は大人5リンギット、子供(6歳から12歳)は2リンギットです。(一応パスポートも持参しましたが、必要ありませんでした。)

チケットを買って中に入ったところで、日本語ガイドの方が出迎えてくださいました。

博物館へ入ったところのホールが、とても素敵です。壁の両側から光が差し込んできて、まるで協会のようです。

こちらは、昔の伝統的な高床式のマレーシア建築だそうです。第2次世界大戦中は、マレーシアを占領した日本軍が、この建物を事務所として使っていたこともあるそうです。

こちらの床のタイルはパキスタン製だそうです。幾何学模様が素敵です。

国立博物館(Muzium Negara)の中は、4つのギャラリーに分かれて展示がされています。それぞれの時代に分かれて展示がされているので、マレーシアの歴史を順に追っていくことができます。

ギャラリーA 古代のマレーシア

ギャラリーB 中世期のマレーシア(マレーシアの各王国の様子)

ギャラリーC 独立運動から独立まで

ギャラリーD 現代のマレーシア

まず、ギャラリーAから、ガイドをしていただきます。

石器時代から始まり、土器そして銅や鉄の時代の移り変わりがよく分かるように展示されています。

日本の縄文時代よりも、マレーシアではもっと早い時期から土器や石器時代が始まっているそうです。

ペラ州の遺跡で見つかったこちらの人骨は、とても貴重なものだそうです。昔は、本物が展示されていましたが、今では、ペラ州の博物館でそれは展示されているそうです。

もうこの頃には、アフリカやインドそして中国のものなどもマレーシアに入ってきて、交流があったことがわかります。

ギャラリーBに進みました。

この時代には、マレー半島やボルネオ島には、いくつかの王国が存在していたそうです。

ある王国の建物に使われていた扉の一部だそうです。木の彫り方がとても美しいです。

こちらは、まるで阿弥陀如来のようですが、違います。この頃はインドの影響が強く、これはヒンズー教の神様だそうです。

とても優しいお顔が印象的でした。発見されたときから手が一本ないそうです💦

この時代は、マレー半島にたくさんの王国が存在していたことがわかりました。

1414年マラッカの国王が、イスラム教を国教と定めました。以降、マラッカは、海のシルクロードの中継地として繁栄していきました。

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ギャラリーCに進みます。

この時代、マラッカ王国は、胡椒の貿易を中心にとても栄えていました。

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そのマラッカ王国を狙ったのがポルトガルだったそうです。こちらは、ポルトガルの軍艦に乗って、マラッカを攻めている場所にいるかのような展示が用意されています。

その後、1641年ポルトガルに対抗してやってきたオランダに、マラッカは征服されてしまいます。

この時代の日本から来た伊万里焼が展示されていました。とても価値があるものだそうです。

その後1824年、ペナンやマラッカなどマレーシア半島側はイギリスに占領されてしまいます。

そして、最後にやってきたのが、日本軍です。1941年第二次世界大戦の始まりである真珠湾攻撃と同じ日に、日本軍がマレーシアに侵入してきました。

わずか2ヶ月で、マレー半島を占領してしまった日本軍。その時に活躍したのが、この自転車だそうです。この自転車のおかげでたった2ヶ月で占領することができました。へー😆そんな歴史があったのですね。

大戦後、いよいよマレーシアでも選挙が行われ、独立に向けて動きが出てきます。

そして、1957年マラヤ連邦として完全独立を達成しました。

そしてとうとう、1963年マレーシアは独立しました。その時に制定されたマレーシアの旗です。

月と星はイスラム教の象徴だそうです。横の縞々は、9個の王国と2つの自治区を表しているそうです。(そうだったのですね。なんだかアメリカの国旗に似ているな?なんて勝手に思っていたのですが、国旗の意味がよくわかりました。)

マレーシアの各王国の帽子の展示です。現在も9個の王国がありますが、帽子は8個しかありません。1つの王国は、王族が途絶えてしまったそうです。そこで、選出された軍人が代表を務めているそうで、王様の帽子がないそうです。

こちらの帽子は、真四角の布を折り畳んでいるそうです。色々な形に折り込んであってとても素敵です。

現在もこの9つの王国で話し合って、その中からマレーシア国王を選出しています。

このように、マレーシアの人は、話し合いで物事を進めていこう❗️という、とても優しくて友愛の情に満ちている民族だそうです。

だからたくさんの民族が共存して平和に暮らしていけるのですね。これからのマレーシアの発展が楽しみです。

ガイドの方に日本語で詳しく丁寧に説明していただいたおかげで、展示物や国の歴史についてよく理解することができました。日本語ガイドをしていただき本当によかったです。

国立博物館では現在40名くらいの日本語ガイドの方がいらっしゃるそうです。まだ、博物館が再開されたばかりで日本語ガイドの方も休止状態のようです。そのうち博物館のホームページの方に、ガイドの情報も出るそうですので、ご確認くださいとのことでした。

ガイドしてくださり本当にありがとうございました😄

最後にガイドの方より私たちはマレーシアの観光大使の一人に任命されました😄えー頑張らないと💦

博物館の出口には、ミュージアムショップもありました。

国立博物館でマレーシアの歴史を学んだとても有意義なひとときとなりました。また、マレーシアと日本とのつながりも感じることができました。

ぜひ国立博物館(Muzium Negara)に行ってみてください❗️マレーシアの歴史がよく分かるので、おすすめです。

今日も良い1日となりますように😄

コメント

  1. emiemi より:

    いちどだけいったことがありますが、すっかりわすれているので、とても興味ぶかく拝見させいただきました、、
    ありがとうございます!

    • hamamam より:

      ずっと行きたかったのですが、閉館していて見れませんでした。
      お陰様で、縁があってお世話になっているマレーシアの国のこと
      を少しは、理解することができました。
      マレーシアの人々は、話し合いで物事を決めるなど、
      とても友愛に満ちた素敵な民族なのですね😄

  2. めぐみ より:

    丁寧な解説ありがとうございます☺とても行きたくなりました❗いつ頃からイスラム教なのか気になってたんです。日本語ガイドしてくださるとより深く知ることができていいですよね~!早く日本語ガイド再開してほしいです!ホームページ、見張っておきます!

    • hamamam より:

      ぜひぜひホームページを見張っておいてください❗️
      日本語でガイドしていただき本当によかったです。
      ブルーモスクも火曜日に日本語ガイドの方がいらっしゃると
      聞きました。
      もう一度ブルーモスクも日本語ガイドの方の説明を聞きながら
      まわってみたいです。