祇園祭は、八坂神社の祭礼です。その祭事は、7月1日の「吉符入」に始まり、7月31日の「疫神社夏越祭「まで、およそ1ヶ月間にわたって行われます。その中でも、祭りのハイライトは、前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)の7月17日と7月24日に行われる山鉾巡行です。
祇園祭は、疫神怨霊を鎮める祭礼で、869年日本全国に疫病が流行した時に、それらを鎮めるために矛(ほこ)を立て、牛頭天皇(ごずい天皇)を祀ったのが起源とされています。
後祭(あとまつり)は、八坂神社の御神輿(おみこし)の還幸祭(かんこうさい)に先立って行われます。1887年(明治10年)から7月24日に行われるようになりました。
後祭(あとまつり)の巡行では橋弁慶山を先頭に11基が7月2日のくじ取り式で決まった順番に烏丸御池から出発します。
ですから、24基の鉾や山などが巡行する前祭(さきまつり)に比べて、後祭(あとまつり)は、11基しかないので少し地味な感じがします。
でもその分、屏風祭(びょうぶまつり)と言って、昔の旧家がお宝の屏風などを軒先から見せてくれる行事などがあり、面白いです。
ちょうど、宿泊したホテルの前の旧家でも、この屏風祭(びょうぶまつり)が行われていました。
京都の町屋は、奥に長く伸びています。そんな様子も格子越しに、見ることができます。
そして、その家の2階では、テレビ放送の収録が行われていました。
2日目には、京都出身の佐々木蔵之介さんが出演されており、ホテルの前は見学の人で大混雑となっていました。(やはり、とっても素敵な感じの俳優さんでした💕)
また、各町内に置かれた山に取り付けられる装飾品を宵山(巡行前の3日間)の会所飾りの時に、ゆっくりと見せてくれます、
こちらは、橋弁慶山です。
弁慶と義経は、2階に飾られています。1階には、煌びやかな五条大橋がありました。
実際の巡行の際には、これらが山の上に祀られて、京都の街を練り歩きます。
各々の山では、案内役の方が、その飾りの由来について詳しく説明してくださいました。
こちらの八幡山には、左甚五郎作と伝わる鳩の彫り物があります。巡行の際には、鳥居の上にこの鳩が取り付けられます。この鳩も傷みが目立つようになり、最近新しい鳩が新調されたそうです。
このように新旧の鳩が並んで、飾られている所も見ることができました。
そんな時間も、これまた楽しいひとときでした。
コンコンチキチン コンチキチン♪
山にたくさんつけられた提灯に灯が灯ると、一気に祭りのムードが高まってきました。
祇園囃子の生演奏も行われています。
聴いていると、少しずつ節や使われる楽器の数などが違うようで、これまた面白いです。
日本を感じながら、ぶらぶらと祇園祭りの雰囲気を楽しみながら歩きました。
今日も良い1日でありますように
ブログにお越しくださり、ありがとうございました。
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