湊かなえさんの「白ゆき姫殺人事件」を読みました。
さすが、湊かなえさんのミステリー小説です。
思わず先を読み進めたくなるような面白い作品でした。
この作品もまず文章のプロットから凝っています。
今回の殺人事件は、ある週刊誌のフリー記者が独自に聞き込みを始めます。
聞き込みしたことが、そのまま作品のプロットになっています。
殺人事件だと、その容疑者本人の目線からとか、捜査する刑事の目線からという作品が多いです。
今回、読者はフリーの記者の目線で、つまり第三者というよりも遠くの野次馬😅としてこの殺人事件を眺めることになります。
同僚、同級生、地元住民、そして当事者と話を聞いていきます。
そして面白いことに、資料が付け加えてあります。
何だろうと初めはわからなかったのですが、同僚のコミュニティーサイトでのつぶやきとかフリー記者が書いた週刊誌の記事などが、各章ごとに掲載されているのです。
これによって、ますます読者は殺人事件の野次馬気分になること間違いなし❗️です。
作品を読むと、人の話の不正確さにびっくりさせられます。
どの人も自分の都合の良いように、そして自分の固定観念のままに、記者に話をしています。
話は、どれが真実なのかわからないぐらい不正確です。
でもそれが、週刊誌の記事となって世に出て行ってしまいます。
何が真実なのか、自分自身できちんと見極めていこう❗️
という湊かなえさんからの強いメッセージを受け取った気持ちです。
湊かなえさんの作品は本当に面白いです。
日本の友達が「絶唱」も面白いからぜひ読んでね😍と教えてくれました。
はい、絶対に❗️読みます。
湊かなえさんの本の話はこちらからもどうぞご覧ください。
湊かなえさん「夜行観覧車」
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